董巍(とうぎ)先生のコラム「男の顔が立つ」

(とうぎ)
董巍先生のプロフィール

 世界中医薬学会連合会に本協会理事長。遼寧中医科大学卒業後、大連市第三人民医院内科勤務。1991年来日、日本医科大学丸山ワクチン研究所客員研究員、同大学薬理教室客員研究員。

 あさひ薬局で開催される漢方特別相談会のスペシャルアドバイザーとしても活躍中です。

〈第2回〉
第2回 中国2000年前から築かれた「房中術・固精守関(こせいしゅかん)」とは?

盛岡プレイタウン情報誌「Foul(ファウル)」12月号 掲載 〉

◆ 接して漏らさず『固精守関(こせいしゅかん)』とは?

 まず、先に『房中術』の房中(房事)とは、中国では『SEX』のことを意味する。要するに『房中』というのは『房事の最中の術』と解釈して良い。ただ、男女の一方だけが『快楽』を共有することはもちろんだが、性交を上手にこなすためだけのものではない。お互いの『精力保持』のための、『秘訣』とさえ言われてきた。まさしく『できる男』『我慢できる男』『できる女』『我慢できる女』になるための『術』というわけです。なかでも、『固精守関』は『精気強化』の中でも、『修行』の難しさゆえ、『精力強化』『長寿獲得』の最高の『術』として3000年の歴史がある。

 中国漢方の中で、男性の『精液』は最も大切な『精気』と言われている。『固精』とは、挿入してもすぐに『射精』せず、自らの『精神と感覚』で「精気」を守り、相手方の『快楽』を見届け、『自分の精気は守る』という事である。3000年前の中国漢方の「古典書」「素女経」の中に、「固精」を行為の度に9回我慢できれば「神明の境界に入る」いわば『房中術』の「仙人」となれると書かれている。

 前回は、「精気」を増やす食べ物として「くるみ」を代表として挙げたが、実技の訓練は精気が漏れぬよう、以下のことを普段から気にかけよう。

  1. よく歩行する
  2. 肛門の引き締め運動をする。
  3. 深呼吸の際にゆっくりと吸った後、2秒間息を止める。
  4. 安眠、快眠を心掛け、『朝』の元気を毎日確認する。
  5. 自慰行為は控えめにしておく。これは「自慰行為」が過ぎると、もともと「出すため」の行為なので、「出やすい体質」となってしまう為、出さないように訓練する。
  6. もちろん「房中」の最中も、5番と同様の訓練を「苦しく」ではなく、「楽しく」おこなう。

 食事は『早漏』には「もも」「くるみ」「えび」「烏骨鶏」が一般的に良いとされ、漢方的にはクコの実や、淫羊かくなるものが良いとされている。

※次回は『摂生』という『精力強化術』をテーマに、年齢別『回数』についてお送りします。

◆ 最新記事を見る: 第4回「中医薬的・精力剤に絶対はない」
◆ 過去記事を見る: 第1回「精力増強術・房中術」の連載開始!!
  第2回「房中術・固精守関」とは?
  第3回「中医薬的・年齢別回数」について