あさひ薬局の漢方で健康家族

「おりもの」っていったいなんだろう?

〈2004年 12月1日号〉

 おりものについて取り越し苦労で悩んでいる方もいるようですので、もう少し詳しく知っておきましょう!

 「おりもの」は、子宮・膣・汗腺からの分泌物が混じりあったもの。外部からの雑菌の進入を防ぐために、膣内を酸性に保ち大切な生殖器を守っています。これは目を守っている涙と同じ。さらに、おりものには古い細胞など老廃物を体外に排出する役割もあります。

 量・色・においは「生理サイクル」によって変化します。図のように、卵胞期は次の排卵に備えて卵胞ホルモンの分泌を高めます。すると子宮頸管から粘液を盛んに分泌させて、精子が子宮に進入しやすくするので、排卵前の3〜4日はおりものの量が増えどろっとした粘りけのある状態に。排卵後は黄体ホルモンの分泌が高まり、おりものは白濁したのりのような状態に変化します。

 汗かきの人、そうでない人がいるように、おりものにも個人差があって、多い人、少ない人がいます。女性ホルモンの分泌によっても変化するので、幼児期や老年期にはほとんどなく、20代〜30代は多くて当たり前、妊娠中には普段よりずっとおりものの量が多く、とくに妊娠初期には安定していない胎児を雑菌から守るため、量は多くなります。

 なかなか人には相談しにくい事ですから、基礎知識を知る事で安心感が持てればと思います。しかし、異常を感じたらすぐ婦人科の先生に相談しましょう!

おりもの・卵胞ホルモン・黄体ホルモンの分泌量グラフ

卵胞期前半:生理後のこの時期は最もおりものの量が少なく、さらりとした状態。

排卵期:卵の白身のように透明でどろっとしている。臭いは強くない。

黄体期:白濁したのりのような状態。下着につくと黄色っぽく見えることも。

生理前:白濁した状態。下着につくと黄色っぽく見えることも。臭いもやや強い。

健康なおりものは、透明、もしくは白濁。排卵前はどろっとして粘る。下着についたものが黄色っぽく見えるのは問題なし。

 

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