あさひ薬局の漢方で健康家族

「女性の更年期を学ぶ」第1回:年齢による卵巣の変化と血流量

〈2005年 4月1日号〉

 年齢を経るにつれ、誰もが迎える更年期。おおまかに、四十歳を越えるころからいろいろな体の不調が表れます。そうした変化を迎えるにあたって、大切なことは事前に知識を増やしたり、さまざまな知恵を生かすこと。
  漢方では女性の体は七年ごとに節目を迎えるともいわれます。年齢別に数回にわけてお話しします。まずは重要な器官である「卵巣と血流」を知ることから始めましょう。

女性の体をつかさどる卵巣の働き

 卵巣が「卵子」の発育や成熟をさせることはよく知られていますが、ほかにも女性ホルモンの分泌、精神の安定を保つ、髪や肌を美しく保つ、など重要な働きを担っています。女性の女性らしさを生み出している大切な器官といえるでしょう。実際の大きさは、親指大で下腹部に左右ふたつ。表面はでこぼこで、ウズラの卵くらいの小さな臓器です。

卵巣と血流

 卵巣には、さまざまな血管が出入りし「血液の臓器」といえるほど。この血液の量が多いほど卵巣は活発でいきいきとし「血流量」=「卵巣の重さ」は体の状態を知るバロメーターともなります。この血流量は年齢により、さまざまに変化します。

10代から20代前半までの卵巣の変化

〈この時期の卵巣の働き〉

 初潮を迎えるころになると、卵巣から女性ホルモンが分泌されるようになります。二十代前半にかけ、生理の周期が整っていき、排卵もきちんと行われるようになり、年齢とともにホルモン分泌と排卵というふたつのバランスが、うまく整っていきます。

〈この時期の注意点〉

 特に思春期にあたる十代では、卵巣の重量・血流量とも急激に増加し、リズムも不安定。無理なダイエットなどで、極端に体重を減らしたりすることは禁物です。卵巣の成長にダメージを与えるばかりか、機能の低下や年齢を経てからの老化を早めたりすることも。リスクをきちんと考慮し、バランスをとったペースを心がけましょう。

年齢による卵巣重量の変化-グラフ

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