あさひ薬局の漢方で健康家族

「女性の更年期を学ぶ」第2回:卵巣の持つたくさんの働きを知る

〈2005年 5月1日号〉

 女性らしさを保つ大切な臓器である「卵巣」。女性の下腹部にあり、大きさは親指大、重さは約10グラムほど。そのさまざまな働きは女性にとって欠かせないものばかりです。卵巣を知ることは更年期障害への対策だけでなく、若さのバロメーターを知ることにもつながります。

【女性ホルモンの分泌】

 卵巣は卵胞ホルモン・黄体ホルモンの二種類の女性ホルモンを分泌。その作用により子宮内膜をコントロールし、妊娠の継続、順調な生理のリズムを保ちます。

【卵子を育てる】

 生まれつき卵巣内には卵子のもととなる「原始卵胞」が約百万個ほど存在します。この原始卵胞が、初潮を迎えるころに発育を始め、約一カ月に一個が成熟し卵子となります。

【子宮の機能を補助】

 赤ちゃんを育てる子宮が機能するには、卵巣からの女性ホルモンが不可欠。その女性ホルモンの指示により、はじめて子宮は排卵や着床に対しうまく働くようになるのです。

【女性らしい体型を作る】

 卵巣から分泌されるホルモンのうち、卵胞ホルモン(エストロゲン)には胸を豊かにしたり、丸みを帯びた体つきにしたりする働きがあります。

【精神状態をサポート】

 卵胞ホルモンには脳内の血液循環を良くし、活性化させる働きもあります。そのバランスにより気持ちに張りが出たり、やる気になるなど、精神面にも大きく作用します。

【髪・肌を健康に】

 ふたつの女性ホルモンは、肌のコラーゲンを増やしハリやたるみを防いだり、皮脂の分泌を促し髪にツヤを与えます。みずみずしい髪や肌にも卵巣は深く関係しているのです。

【健康な骨の維持】

 骨を構成しているカルシウム量を維持するのも、卵胞ホルモンの仕事。極端なダイエットなどが骨粗鬆症を招いたりするのは、こうした正常なホルモンの分泌が阻害されるためです。

卵巣の働きはとてもデリケート

※卵巣の働きは、生活習慣からの影響を受けやすいもの。
 この卵巣の働きの変化により、女性の老化が始まります。

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