あさひ薬局の漢方で健康家族

「女性の更年期を学ぶ」第9回:漢方的体質チェック1

〈2005年 12月1日号〉

 前回の体質チェックはいかがでしたか? 女性の方ならば、いくつか当てはまる項目があったと思います。A〜Eのうち、もっともチェックが多かった部分があなたのタイプです。今回は「A」タイプに該当した方の体質と、更年期を迎えるに当たってのアドバイスをご紹介します。

〈A:更年期にイライラタイプの症状例〉

生理の特徴 心の状態 その他

短いときや長いときなど生理周期が不安定

生理前に胸や腹部が張る

生理前にイライラしやすく、頭痛や眼痛を伴う

ストレスがたまりがちな生活を送っている

多忙で、いつも気持ちが張りつめている

ストレスに弱く、怒りっぽい

イライラして怒った後に落ち込むなど、精神的に不安定

目の奥の痛みや頭痛、肩こり、めまい、耳鳴りがある

血圧が不安定で、低いときと高いときがある

便秘と下痢を繰り返しやすく、おならも多い

 ※チェックリストを見たい方はこちらから→《Vol.29:漢方的体質チェック表》

◆更年期にイライラのAタイプ

 このタイプの人は、普段ストレスフルな生活を送りがちです。その原因は漢方でいう「肝」。肝は、肝臓や自律神経の働きにかかわり、精神を安定させる働きがあります。ストレスで機能が失調してしまうと、感情がコントロールできなくなりイライラしたり怒りっぽくなってしまいます。

 また、肝にはホルモンや月経を調整する働きもあり、閉経期にはどうしても調子が悪くなりがちです。プレ更年期のうちからイライラを感じる人は放っておくと、ますます症状が顕著になり、顔の火照りや激しい頭痛、耳鳴りなどに悩まされることもあります。

◆ゆるやかな更年期への養生法

 この体質には日ごろから肩の力を抜き、リラックスすることを念頭に置いた対処が必要です。

ティータイム

ローズや柑橘系の入浴剤でリラックス。

いらいらした気持ちを和ませるためシソやセロリといった香りの高い食材をとりましょう。ティータイムにはハーブティーを。

「焦らず、欲張らず」を信条に、リラックスタイムや気晴らしの時間を増やしてください。おいしいものを存分に食べたり、欲しかったものを買うなど、時には自分を甘やかすことも必要です。

これはNG

辛い食事

唐辛子や山椒、辛子などは怒りっぽくなる原因。辛味はできるだけ抑えましょう。

仕事を抱え込む

これまでに、がむしゃらに働いてきた人も仕事にゆとりを。難題は極力さけて。

責任を背負い込む

責任感の強さが時には裏目に。家庭や仕事の問題を自ら背負ってしまいがち。何事にも気長な対策を。

次号は、Bタイプのアドバイスをご紹介します。

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