あさひ薬局の漢方で健康家族

「女性の更年期を学ぶ」第10回:漢方的体質チェック2

〈2006年 1月3日号〉

 厳しい寒さが続く時期になりました。心身共に健やかであるために、体を冷やさないよう日ごろから心がけましょう。今回は体質別の更年期チェック第2回。A〜Eまでのうち、Bに当てはまる方へのアドバイスです。

〈B:更年期にくよくよタイプの症状例〉

生理の特徴 心の状態 その他

経血量が少なく、色も薄く水っぽい

生理中は疲れやすく、眠りが浅い

特に生理中に気持ちが落ち込みやすい

うつ気味で不安定感が強く、心配性

くよくよしやすい

物事をなかなか判断できない

感受性が高く、繊細で人の言葉に傷つきやすい

悩みを抱えている

眠りが浅く、寝付きも悪い

夢をよく見る。現実的で嫌な夢が多い

動悸(どうき)を感じることがある

舌にぴりぴりした痛みやしびれを感じることが多い

 ※チェックリストを見たい方はこちらから→《Vol.29:漢方的体質チェック表》

◆Bタイプは「更年期にくよくよするタイプ」

 精神的に落ち込みがちな人が多いこのタイプ。実は五つの症状のうち、最も症状が重くなりがちな要注意のタイプなのです。

 おもに精神的な面から症状が出る人が多く、場合によってはうつ病や不安神経症に発展することも。特徴としては、繊細で感受性の強い人が多く、自ら悩みを抱え込んでしまったり、さ細なことでもくよくよと考えてしまいがちです。ちょっとしたことで、驚いたり動悸を感じたりすることも多く、そのため何も問題がないはずなのに、不整脈や頻脈が出ることもあります。

◆ゆるやかな更年期への養生法

睡眠が何よりも大事。質・量ともにたっぷりと眠るように心がけましょう。就寝一時間前から好きな音楽を聴いたり、入浴するなどしてリラックス。安眠作用を持つなつめ茶などを飲むのも効果的です。

食べ物で血を補う。ユリの根、松の実、レバーや赤身のお肉、青魚などを積極的に食べましょう。色の濃い野菜にも補血作用があります。

入浴はぬるめのお湯で。肌の乾燥が気になるのもこのタイプの特徴。保湿を心掛け、天然のエキスの入った入浴剤を使い、半身浴を。熱めのお湯に短時間浸かる足湯もおすすめです。

 

これはNG

・自分の世界にこもる

家にばかりいると、不安感やうつがひどくなることも。気が進まなくても、出かけたり人と会うなど進んで行動を。

・寝る前に考え事をする

寝る前に重要な書類を読んだり、パソコンには向かわない。眠りが浅くなる原因になってしまいます。

・夜更かし

遅くとも12時までに就寝を。夜更かしは、血の消耗が多くなり体調不良の原因にもなります。

次号は、Cタイプのアドバイスをご紹介します。

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