あさひ薬局の漢方で健康家族

「女性の更年期を学ぶ」第11回:漢方的体質チェック3

〈2006年 2月1日号〉

 一年中で最も気温が低い2月。冷たい空気に加え、暖房などで室内はとても乾燥します。湿度を高めるため、室内では加湿器を使用したり洗濯物を部屋干しするなど工夫を怠りなく。今回はタイプ別体質チェックの第3回。Cタイプに該当した方の特徴と注意点です。

〈C:更年期に生活習慣病になりやすいタイプの症状例〉

生理の特徴 心の状態 その他

経血量が以前より増え、だらだらと続くことが多い

経血の色が黒っぽく、レバーのようなかたまりが混じっている

生理痛がひどい

不正出血がある

精神的には比較的落ち着いている

以前より少し頑固になった

肩こり、頭痛がおきやすい

子宮内粘膜症や子宮筋腫がある

舌の裏の静脈、唇、舌、手の母指球が紫色っぽく、舌の表面に紫色の斑点がある

しみ、そばかすが多い

出産経験が無い

 ※チェックリストを見たい方はこちらから→《Vol.29:漢方的体質チェック表》

◆Cタイプは「生活習慣病になりやすいタイプ」です。

 さまざまな原因で起こる生活習慣病ですが、直接の原因となるのが体内の血の滞りです。

 Cタイプに該当しない人でも、年齢を重ねるにつれ誰もが血のめぐりは悪くなりますが、若いころから生理痛が重かったり、経血に固まりがある人は特に注意が必要です。毎月の生理は体に滞った血を排出し、体内をきれいにする掃除役を担っています。そのため生理が不安定になる更年期には肩こりや、頭痛など血のめぐりに起因する症状が悪化しやすくなるのです。閉経以降はホルモン分泌の関係もあり、子宮筋腫などは自然改善されていきますが、根本的な血のめぐりが改善されていないと、他の病気にかかるリスクは高いままになってしまいます。

◆ゆるやかな更年期への養生法

食材にも気を配る。脂っこいモノは避けて、和食中心の食生活を送りましょう。ピーマンやタマネギ、サンマやサバといった、血のめぐりをよくするものを積極的にとりましょう。

入浴剤を活用する。お風呂には下半身を温めるつもりでゆっくり、長めに。赤ワインや日本酒などを入浴剤代わりに使うのも効果的です。

体操

適度な運動で血行を良く。婦人科系の病気がある人などは、特に骨盤内の血行が悪くなっています。腰を回したり、足を上げるなど短時間で良いので、下半身を動かす運動を毎日続けましょう。

 

これはNG

・ストレスは大敵

血液の流れは、心の問題とも関係しています。ストレスが多い生活を長年続けているということは、それだけ血のめぐりを滞らせていることにも。ストレス発散を心がけましょう。

・下半身の冷える服装は避ける

体の冷えは、そのまま血の流れが悪いということ。暑がりの人でも、下半身は冷えていることが多いので、しっかりとした防寒と保温を。

次号は、Dタイプのアドバイスをご紹介します。

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