あさひ薬局の漢方で健康家族

「女性の更年期を学ぶ」第12回:漢方的体質チェック4

〈2006年 3月1日号〉

  3月、古くから呼ばれる「弥生」の別称は、生い茂り始めるとの意味があります。冬をじっと耐えていた草木が芽吹き始める季節、寒さに縮こまっていた体を伸ばして、軽い運動などを始めてみましょう。体質別の更年期チェック、今回はA〜Eまでのうち、Dに当てはまる方へのアドバイスです。

〈D:更年期にほてるタイプの症状例〉

生理の特徴 心の状態 その他

経血の色が濃い

経血の量が少なく粘ついている

排卵期などの分泌物が少ない

興奮しやすく、刺激を受けやすい

焦燥感があり、常に動き回っていないと不安感がある

やせ形で太らない

便秘がちでコロコロ便が多い

かかとががさついている

舌のこけが少なく、つるんとしていたり亀裂が入っている

 ※チェックリストを見たい方はこちらから→《Vol.29:漢方的体質チェック表》

◆水分不足に要注意!

 Dタイプは、年齢を重ねても細めで、たくさん食べてもあまり太らない人に多くみられます。体内のうるおいが不足気味で、肌や髪も乾燥しがち。皮膚にかゆみを感じることも多くあります。

 更年期に入ると、首から顔にかけてのほてりや汗を多く感じがちになります。寝汗もひどい場合があり、シーツまで汗がしみることも。

 このタイプに該当する人は、決して体力がある方ではないのですが、疲れを感じにくく自身の体力を過信してしまうこともあります。放っておくと、内臓や組織に必要なうるおいが不足してしまい、老化を早める心配もあります。

◆ゆるやかな更年期への養生法

入浴はぬるめに。熱いお湯に入ると、肌が赤くなってかゆみが起こりがち。温度は低めに設定しましょう。

ハチミツを集めるミツバチ

ずみずしい食事を。体のうるおいを増やしてくれる、野菜や果物を摂りましょう。トマト、キュウリ、メロンなどのほか、肌の乾燥にはハチミツ、牛乳なども適しています。

お茶でクールダウン。ほてり対策には緑茶、烏龍茶、西洋人参茶などが適しています。また菊花茶も顔や体の熱を体の下の方へ降ろす効果があります。

 

これはNG

・サウナや汗のかきすぎ

体のうるおい不足に拍車をかけてしまいます。スポーツをするなら、水泳や有酸素運動といった汗をかきすぎないものを中心に。

・辛いものや強いお酒

唐辛子、ニンニク、コショウなど汗をかくスパイスは極力さけましょう。体を熱くする強いお酒もタブー。

次号は、Eタイプのアドバイスをご紹介します。

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