あさひ薬局の漢方で健康家族

【特別編】女性必見! 冬に備えて! 「卵巣年齢」を若く保って健やかに

〈2007年 10月1日号〉

 女性としてのさまざまな役割を担っている卵巣は、気温やストレスの影響を受けやすいとてもデリケートな器官です。冬になると生理痛がひどくなったり、手足や腹に冷えを感じる人は、ホルモンを分泌する卵巣の働きが弱まっているのかもしれません。今回は「卵巣年齢」のチェックをしながら、卵巣の若返りの秘訣(ひけつ)をご紹介します。

 

こんなにもある!卵巣の働き

 卵巣から分泌されるホルモンは、女性の体をサポートするさまざまな効果があります。卵巣の若さを保つことで、これらの恩恵を受けやすくなるのです。

  • 原始卵胞の発育・成熟 
  • 女性らしい体をつくる 
  • 子宮の機能をサポートする 

  • 精神の安定を保つ 
  • 生理のリズムを整える 
  • 髪や肌を健やかに保つ 

  • 骨を守る 

「卵巣年齢」チェックシート

 普段の生活や体調を考えながら、自分に当てはまる項目にチェックしましょう。チェックした項目に設定されたポイントをすべて合算し、算出された点数によってあなたの卵巣年齢を判定します。このページをプリントアウトして、チェックシートとしてお役立てください。

ダイエット 小計 点

5kg以上のリバウンドをしたことがある

+1

10代のとき極端なダイエットをした

+1

20代、30代で体重があまり変動していない

-1

定期的に運動を行い、体重・体脂肪率も適性である

-1

「食べない」など、激しいダイエットをしがち

+1

マラソンなどの激しい運動をしている

+1

10代と20代では、体重の変化が5kg以内

-1
生理トラブル 小計  点

生理のない状態を半年以上放置している

+1

生理の周期が短くなってきた

+1

規則的だった生理が不順になった

+1

経血が茶色や黒でなく、赤黒い鮮明な色である

-1

生理の日数が4〜7日程度で、以前と変わっていない

-1

排卵痛がある

+1

経血量が減ってきた

+1

生理は±1週間の範囲で規則正しく来る

-1

痛み方や量などが昔から変わっていない

-1

経血は2日目、3日目の量が多い

-1
心と体のストレス 小計    点

不規則な生活をしている

+1

忙し過ぎて、心と体に負担をかけがち

+1

完璧主義である

+1

手足の指先がいつも冷たい

+1

ストレスを感じてもすぐに忘れてしまう

-1

楽観的な性格だと思う

-1

幸せで楽しい人生を送っていると思う

-1

ときめく瞬間がたくさんある

-1

食事がおいしく感じられる

-1

声を出して笑うことが多

-1

人間関係で悩みがち

+1

判定結果表 合計 点

マイナスの数値は実年齢よりも卵巣年齢が若いことを表し、
プラスは実年齢よりも卵巣年齢が高いことを表します。

ー6点以下 卵巣年齢が実年齢よりも4〜5歳若くなっています。卵巣の機能が十分に働いており、生き生きとした状態です。
ー3点 〜
ー5点
卵巣年齢が実年齢よりも2〜3歳若くなっています。この調子で卵巣の若々しさをキープしたいところです。
ー2点 〜
+2点
実年齢にマッチした卵巣年齢といえます。プラス点数のケースにチェックが多かった項目に注意し、この状態を維持しましょう。
+3点 〜
+5点
卵巣年齢が実年齢よりも2〜3歳高くなっています。後述の対策を参考に、卵巣の若さを取り戻しましょう。
+6点以上 卵巣年齢が実年齢よりも4〜5歳高くなっています。すぐにでも対策を講じて、卵巣周辺の血流改善に努めましょう。

中医学的手法で卵巣を若返らせる

 中医学では、卵巣の働きには「精」と「血(けつ)」が関係していると考えられています。「血」は血液に代表される全身を流れて栄養を与えるもののことを指し、その“流れ”をスムーズにすることが重要。ここでは「血」の流れを助け、「精」をつける食材をご紹介します。

海のもの

 漢方において「精」「血」を補い、卵巣の働きを高めるといわれている食材。西洋医学でもホルモンの材料とされる亜鉛やマグネシウムなどのミネラル類や、良質のタンパク質、善玉コレステロールが豊富に含まれています。

  • ■サザエ
  • ■ホタテ
  • ■ウナギ
  • ■アサリ
  • ■エビ
ネバネバしたもの

 中国では昔からネバネバした食品は「精がつく」といわれており、養生食として更年期の近い女性や中年男性に愛用されています。「精」「血」の両方を補う働きがあります。

  • ■山芋
  • ■納豆
  • ■モロヘイヤ
  • ■オクラ
ナッツ類

 中国では産後や加齢による衰えを防ぐために使われる食材。そのまま手軽に利用ができ、簡単に「精」「血」を補えるのが魅力です。ビタミンEや不飽和脂肪酸のオレイン酸を豊富に含み、血液をサラサラにする働きがあります。

  • ■クルミ
  • ■松の実
  • ■アーモンド
黒いもの・赤いもの

キクラゲや黒ゴマなどの黒い食材は、「精」「血」を補うと考えられています。一方、豚肉やマグロなど赤い食材は血を補い、血流をよくする働きがあります。「精」「血」が消耗する生理中には、ナツメやクコの実を食べるのが中国女性にとって一般的です。

  • ■ナツメの実
  • ■クコの実
  • ■黒ゴマ
  • ■黒豆
  • ■キクラゲ
  • ■赤身の肉・魚
香味野菜

 血の流れをスムーズにし、その働きを助けてくれる食材です。特にウドは「精」を付ける働きが強く、セリ科の植物はさわやかな香りが脳に刺激を与えてホルモンバランスを整えてくれます。

  • ■ネギ
  • ■ニラ
  • ■セロリ
  • ■ウド
  • ■ミツバ
スパイス類

 スパイス類を摂取すれば、全身の血流をよくすることができ、卵巣の働きをサポートしてくれます。中医学では婦人病疾患に効果があるとして、カルダモンやフェンネルなどが処方されています。

  • ■ニンニク
  • ■ショウガ
  • ■シナモン
  • ■ガラムマサラ

卵巣の働きを高めるマッサージ

 漢方では体のエネルギーが流れる道を「経絡(けいらく)」といい、卵巣機能を高める経絡のラインも存在しています。両手の手のひらを使って軽くなでるように行い、基点となる場所を集中的にマッサージすると卵巣にエネルギーが流れ込むといわれています。1日に1〜2回、5〜10分くらいずつ行うのがお薦めです。

1)任脈(にんみゃく)

子宮から出て、体の全面中央を縦に走るライン。妊娠や生理に関するツボが集中しています。

ポイント

下腹部の三角形の部分が基点。任脈のラインを中心にマッサージします。

 
2)督脈(とくみゃく)

子宮から出て、体の背面中央を縦に走るライン。生殖機能に深く関係しており、脳と卵巣を連係させています。

ポイント

骨盤から下の臀部(でんぶ)を、督脈のラインを中心にマッサージします。ライン上は中指・薬指・小指を使ってやさしくなでます。

 
3)腎経(じんけい)

「腎」は卵巣の働きと密接なかかわりがあるラインで、足の内ももからくるぶし、足裏にかけて走っています。

ポイント

内ももからひざの内側にかけて、両足ともにマッサージを行ってください。足とは反対側の手のひらか、4本の指を使います。

 
 

※漢方薬は種類も様々。症状に合わせた処方が必要なので、必ずご相談の上でお求めください。

ご相談・ご予約はフリーダイヤル 0120-204077 へ。

受付時間:平日 8:30〜19:30/日・祝 9:30〜16:30(第2・第3日曜休み)

〈ページのトップに戻る ↑〉

前回のコラムへ 次回のコラムへ
目次トップに戻る他の記事を見る
女性ならではの症状に‥
よくある症状に

目次トップに戻る