あさひ薬局の漢方で健康家族

体の内側からお肌にうるおいを

〈2007年 11月1日号〉

 晩秋から冬にさしかかるこの時期は、寒冷とともに乾燥の具合も日増しに厳しくなり、かさつきをはじめとした肌のトラブルに悩まされる人も多いと思います。東洋医学では、体の内側から肌にうるおいをもたらす方法で、乾燥期の肌のトラブルに対処していきます。

 

東洋医学からみるお肌のトラブル

 東洋医学ではよく『肌は内蔵を映す鏡』といわれます。表面的な部分のケアだけでなく、体全体を整え、体の内側からも肌の保湿力をアップすることが大切です。その基本となるのは「気・血・水」のバランスをとることになります。

 「気」は体を動かすエネルギー源、「血」は血液やその機能、「水」は体内の水分(体液)にあたります。このバランスが乱れると、肌はもちろんのこと、体のさまざまな場所に異変をきたします。なかでも「血」は肌にとって大切な要素で、血の流れが滞ったり(お血)、血量が不足する(血虚)と、乾燥肌の悪化や肌荒れ、シワなどの原因になります。

血虚とは?

 体の栄養分となる「血」の不足の状態を意味し、偏食や無理なダイエットが主な引き金となって起こります。血色が悪くなることで、肌や髪のつやがなくなり、爪ももろくなります。ほかにも乾燥肌やシワの原因ともなり、さまざまな悪影響をお肌に及ぼします。

お肌にうるおいをもたらすカンタン療養術

食養生

 血の不足を補う黒砂糖、黒ゴマや海藻類などの黒い食べ物、また血行をよくし体を温めるショウガやネギ、ニラに加え、青魚もとるとよいでしょう。

 また山イモや納豆、オクラなどの「ネバネバ食品」は、体の内側から肌にうるおいをもたらすとっておきの食材です。

体養生

 暴飲暴食を避け規則正しい生活を送ることが大切です。夜中まで起きていると血を消耗して肌の乾燥もひどくなるので、12時までに就寝するようにしましょう。

 また血行改善のためのマッサージやストレッチ、みかん湯やしょうが湯などお風呂を上手に活用するのも効果的。

お肌のに適した生薬

当帰(トウキ) 女性に多いとされる「血虚」によるお肌のトラブルに対して、東洋医学では、補血作用があり血液循環を促す生薬として、セリ科の多年草「当帰(トウキ)」やナツメの実を乾燥させた「大ソウ(タイソウ)」が使われます。

詳しくは各漢方薬局へご相談を。

 

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