夜は足先が冷えて眠れない、いつも手が冷たい、肩がこわばって痛いなど、冷えの症状や程度はさまざま。中医学では、冷えは五臓の働きと深い関わりを持つ「気・血・津液(水)」のバランスが崩れることから起こるとされています。不規則な生活やストレス、薄着、シャワーだけで入浴を済ませるなど、日ごろの生活習慣が大きく影響しているのも特徴です。
中医学では、冷え性は「冷え症」といわれます。放っておくと免疫力が低下し、アレルギー疾患や婦人病、感染症などにつながる重大な健康障害の一つと考えられています。ただ温めるだけではなく、自分の体質に合わせた対策を立て、冷えを改善していきましょう。

☆体の中心を湯たんぽで温める
おなかや腰、太もも、お尻など大きい筋肉を湯たんぽなどで温めると、そこを通っている太い血管が広がり、血行も良くなります。手や足先の冷えも解消できます。
☆腰と首は冷やさない
薄着は避け、腰と首を寒さから守るようにしましょう。首は皮膚表面に大きな血管が通っているため、マフラーやスカーフなどで覆うだけでも体が温まります。寝る時は首にタオルを巻くのも効果的です。内臓が集中している腰周辺は、腹巻きなどで保護しましょう。
☆冷たいもの・甘いもの・果物は控えめに
冷たい飲み物や生ものはもちろん、甘いお菓子や果物も食べ方に注意が必要です。お菓子に含まれる砂糖は、気温の高い地域で栽培されるサトウキビ。体の熱を取る作用があり、一度に取り過ぎると体を冷やしてしまいます。夏に旬を迎えるメロンやキウイなどの果物も、冷えたままではなく、常温にしてからいただくのがおすすめです。
冷たい外気や、室内の暖房にさらされる冬の肌は、常に乾燥しがち。何もせず放っておくと、肌のバリア機能が低下し、しわや肌荒れ、日光・化粧品かぶれなどの炎症や、湿疹などのアレルギー性皮膚炎を引き起こしやすくなります。
中医学で五臓に関わる基本物質「気・血・津液(水)」の中でも、「血」は体の働きを営む役割を持ち、肌の血色、つや、滑らかさ、潤いに欠かせない要素。
この「血」がさまざまな影響を受けてバランスを崩した結果、肌表面の乾燥として現れるのです。
乾燥には、基礎化粧品などを利用して十分に保湿するほか、「血」を養う食物を積極的に取ることが大切です。 左の表も参考に、それぞれの肌の状態に合わせた対策を立て、弱った冬の肌をいたわってあげましょう。


熱いお湯は皮膚を乾燥させ、湿疹の原因になることもあります。体をじっくり温めるためにも、冬は40℃前後のお湯にじっくり浸かりましょう。

せっけんは弱酸性や乾燥肌用などの刺激が少ないものを使いましょう。保湿成分配合の洗顔剤を選び、こすりすぎないように丁寧に洗うことも大切です。

何もせず放置していると、肌はどんどん乾燥していきます。自分の肌に合ったローションや乳液などで、必ず保湿するようにしましょう。顔だけでなく、かかとやひじ、ひざ、すね、首や肩などのお手入れも忘れずに。
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