あさひ薬局の漢方で健康家族

冷えを克服して更年期を軽やかに

〈2008年 2月1日号〉

 体が冷える、風邪をひきやすいという人には、二月は特につらい季節。年を重ねて更年期を迎えると、体を温める力がさらに衰え、冷えを強く感じるようになります。体の表面だけではなく内側からの対策も加え、この時期をうまく乗り越えましょう。

 

抵抗力を高めて更年期の冷えを撃退!

 冷えは、中医学(中国の漢方医学)では「冷え症」といわれ、五臓の働きと深い関わりを持つ「気・血・津液(水)」のバランスが乱れることが原因とされています。

 もともと体力のない冷え症の人は、更年期にさしかかると足腰が芯から冷えるようになるのが特徴。同時に免疫力も低下するので、腰痛、関節痛などのほか、婦人病やアレルギー性疾患など、さまざまな病気にもかかりやすくなる傾向にあります。こういった体の変化は、外出がおっくうになる、イライラするなど、精神状態にも大きな影響を与えるといわれています。

 冷え症の人が更年期を快適に過ごすには、まずは自分の体がどれくらい冷えているかを自覚することが大切。食事や生活習慣を見直し、明るい更年期を過ごしましょう。

冷え×更年期現れやすい症状

生理中のサイン

  • ●生理中は冷えが強くなる
  • ●生理中に冷えると下腹部が痛み、温めると楽になる
  • ●経血の色が黒っぽい

心からのサイン

  • ●物事に対して無頓着になった
  • ●休日は外に出ず、家にこもるのが好き
  • ●バイタリティーがなく消極的

体からのサイン

  • ●特に下半身が冷える
  • ●胃腸が弱く体力がない
  • ●平熱が低く36.3℃以下
  • ●すぐ疲れるので、運動は苦手

冷え症のための更年期養生法

生活  冷える場所で長時間過ごさないようにし、食器を洗う際は、できるだけ冷たい水を使わないようにするなど工夫が必要です。風邪をひくとこじらせやすいので、ひいたと思ったら早めの対策が肝心。体を温める食事をして、ゆっくり眠るようにしましょう。
食事  加齢とともに冷えからの回復が遅くなるので、生ものや冷たい食べ物は避けましょう。生姜、ネギ、ニンニクなどのほか、羊肉やエビなども適度に使うと効果的。生薬では桂皮(けいひ)、大黄(だいおう)、芍薬(しゃくやく)、厚朴(こうぼく)、紫胡(さいこ)、シベリア人参などがおすすめです。
ツボ  内くるぶしとアキレス腱の中間にある「太谿(たいけい)」と、おへそから指3本分下にある「関元(かんげん)」をマッサージしましょう。体を温める原動力が蓄えられます。

※症状が改善されない場合は、専門の医療機関に相談しましょう。

★ご相談により、商品の地方発送も承っております。

※漢方薬は種類も様々。症状に合わせた処方が必要なので、必ずご相談の上でお求めください。

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