あさひ薬局の漢方で健康家族

自分に合ったシミ対策で白く美しい肌を手に入れよう

〈2008年 5月1日号〉

 気温の上昇とともに、紫外線も強くなる五月。いつまでも美しくありたい女性にとって、日焼けによるシミは大敵です。シミの濃さや大きさは、浴びた紫外線の量とともに、それぞれの体質によっても差が出てきます。まずは自分の体質を知り、体の中から肌に働きかけましょう。

 

体質を改善して透明感のある肌に

  一般的に、シミは紫外線の影響で皮膚の奥にある基底層に黒色メラニンが生まれることが原因とされています。メラニンは、やがて表皮からはがれ落ちますが、肌の新陳代謝が低下すると、表皮に残りシミやソバカスとなってしまいます。
 中国の漢方医学(中医学)では、シミは「お血(おけつ)」により、全身の「血」の巡りが悪くなることで生まれると考えられています。さらに体質を細かく見ると、全身に血を運ぶ「気」が停滞した「気帯血お(きたいけつお)」、ホルモンバランスが乱れた「肝腎不足(かんじんふそく)」、消化機能が弱い「脾虚湿帯(ひきょしったい)」の3つに分けられます。それぞれ体質の傾きが影響し、肌に十分な栄養が届いていないのが特徴です。
 シミ予防と改善には、日焼け止めを小まめに塗り直すなど、外側からのケアだけでなく、バランスの崩れた体質を改善することが大切。普段の生活や食事を見直し、透き通るような素肌を目指しましょう。

気帯血お(きたいけつお)

体質の特徴

  • ほおに濃いシミができる
  • 普段からストレスが多い
  • 生理前になると胸や脇が張る
  • 肩凝りがつらい
  • ガスやげっぷが多い

養生法

 ストレスで滞った「気」と「血」の流れを改善することが大切。適度な運動を取り入れ、リラックスできる時間を持ちましょう。顔への蒸しタオルやマッサージも効果的です。

処方例/逍遙散(しょうようさん)、四逆散(しぎゃくさん)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)ほか

肝腎不足(かんじんふそく)

体質の特徴

  • 輪郭がはっきりとした褐色のシミ
  • 足や腰に痛みがある
  • 目の疲れや充血がある
  • 顔がのぼせ、手足が冷える
  • 便秘気味

養生法

 血液を貯蔵する「肝」と、ホルモンバランスをコントロールする「腎」のパワーが不足しています。小まめな洗顔を心掛け、香りの強いセロリやミントのほか、黒豆などの黒い食べ物を積極的に取りましょう。

処方例/知柏地黄丸(ちばくじおうがん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)、八味地黄丸(はちみじおうがん)ほか

脾虚湿滞(ひきょしったい)

体質の特徴

  • シミの色は濃く肌につやがない
  • 食後にお腹が張る、すぐ眠くなる
  • 胃がムカムカすることがある
  • 食欲がなく下痢気味
  • むくみやすい

養生法

 胃腸の機能が低下し、本来全身に運ばれるはずの栄養と水分が停滞している状態です。お菓子や揚げ物は控え、余分なものを排出してくれる昆布やワカメ、タケノコなどを食べましょう。 

処方例/香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)、参苓白朮散(じんれいびゃくじゅつさん)、帰脾湯(きひとう)ほか

※症状が改善されない場合は、専門の医療機関に相談しましょう。

★ご相談により、商品の地方発送も承っております。

※漢方薬は種類も様々。症状に合わせた処方が必要なので、必ずご相談の上でお求めください。

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