あさひ薬局の漢方で健康家族

生活習慣病に気をつけて、気になる抜け毛を予防しよう

〈2008年 9月1日号〉

 「髪は女の命」といいますが、男女問わず健康で美しい髪は印象に残るもの。強い紫外線にさらされ、傷んだ髪をそのままにしていると、見た目がよくないばかりか、いずれ抜け毛などのトラブルにつながる可能性もあります。外側からのケアと生活習慣の改善を組み合わせて、きれいな髪を保ちましょう。

 

「腎」「血」「気」を整えて豊かな髪を

 通常、人間の髪の毛は1日あたり約60本が抜け落ちますが、根元にある毛乳頭で新しい髪の毛がつくられ、1本1本抜けるサイクルも違うため、一度に大量の髪がなくなってしまうことはありません。しかし、栄養の偏りや不規則な生活などが原因となり、毛乳頭が衰えると、髪は抜けやすく、新たに生えにくい状態になってしまいます。

 中国の漢方医学(中医学)では、髪は「腎の華」「血の余り」といわれ、成長や老化をつかさどる「腎」や、全身に血液と栄養分を運ぶ「血」と深く関わると考えられています。生命力の源とされる「腎」は加齢とともに衰えるので、今特に気になる症状がない人も注意が必要。貧血気味の人は、毛乳頭まで栄養が届きにくいため、髪も細く抜けやすい傾向があります。また、血液を巡らせる「気」の流れがストレスの影響で滞ると、自律神経が乱れ、円形脱毛症につながる恐れもあります。それぞれ対策はさまざまですが、どのタイプにも共通するのは、髪が生まれ変わるには時間がかかるということ。結果を急がず、根気強く取り組みましょう。

 天柱は耳の下を結んで、真ん中から左右に1/3いったところ。親指をあてて気持ちいいなという程度の力で、朝晩10回ずつ押すと血行促進に効果的。

※ツボの場所には個人差があります。体の反応を確かめながら刺激しましょう。

中医学による抜け毛の3タイプ

  腎虚(じんきょ) 血虚(けっきょ) 肝鬱気滞(かんうつきたい)
症状
  • □抜け毛のほか、白髪も気になる
  • □肌が浅黒い
  • □目の下のクマが目立つ
  • □たるみが気になる
  • □腰痛がある
  • □髪の毛が細くて抜けやすい
  • □爪が薄くて割れやすい
  • □立ちくらみ、めまいがする
  • □睡眠が浅く、夢を見ることが多い
  • □肌にシワができやすい
  • □脇腹に張りと痛みがある
  • □下痢や便秘が長引く
  • □食欲不振
  • □イライラしやすい
  • □目が疲れやすい
養生法

 過労やストレスで「腎」の働きが弱まっているので、アロマや柑橘系のお茶でリラックスしましょう。塩分の取り過ぎに気をつけ、黒ゴマや黒キクラゲなど黒い食品を取ると効果的です。

 漢方薬としては首烏片(しゅうへん)、双料杞菊地黄丸(そうりょうこぎくぢおうがん)、至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)、宝利神(おりじん)など。

 髪の原料となる血液が不足した状態。脳を使い過ぎると血を消耗するので、夜中のパソコン作業やテレビの見過ぎは避け、しっかり睡眠をとりましょう。食べ物ではレバー、トマトなど血を補う赤い食品がおすすめです。

 漢方薬としては婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、十全大補丸(じゅうぜんたいほがん)、四物湯(しもつとう)、宝利神など。

 ストレスで「肝」の疏泄(そせつ)作用が弱まり、「気」が滞っています。うまく気分転換を図り、アサリやシジミなどの貝類、ニラ、春菊などの緑の濃い野菜、イチゴ、酢など酸味のあるものを積極的に取りましょう。

 漢方薬としては開気丸(かいきがん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、釣藤散(ちょうとうさん)など。

※症状が改善されない場合は、専門の医療機関に相談しましょう。

★ご相談により、商品の地方発送も承っております。

※漢方薬は種類も様々。症状に合わせた処方が必要なので、必ずご相談の上でお求めください。

ご注文はフリーダイヤル 0120-204777 へ。

受付時間:平日 8:30〜19:30/日・祝 9:30〜16:30(第2・第3日曜休み)

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