あさひ薬局の漢方で健康家族

重大な病気につながる「ドロドロ血」あなたは大丈夫?

〈2008年 11月1日号〉

 心臓病や高血圧などの病気を抱える人にとって、これからくる冬の寒さは大敵。冷えは血管を収縮させ、さらに血液そのものをドロドロに、固まりやすくする作用があります。季節とそれぞれの体質に合わせた中国の漢方医学(中医学)を参考に、サラサラの血液を目指しましょう。

 

冷えない生活で血液をサラサラに

 通常、私たちの体内には血管が張り巡らされ、肌や髪の毛、内臓など、全身に血液や栄養分を届け、老廃物を体外に運び出しています。しかし、加齢とともに新陳代謝が衰えると、血管がもろくなり、血中の老廃物もたまりがちになって、血液の粘度が高くなります。その結果、肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や、脳梗塞(こうそく)などの循環器疾患を招くと考えられています。

 中医学では、これらの症状はお血(おけつ)との関係が深いと考えられてきました。
お血の原因には、ストレスや不摂生、運動不足などがありますが、特にこれからの時期、気をつけたいのが冷えが強いタイプ。寒い季節には体が縮こまることでも分かるように、冷えには筋肉や血管などの組織を収縮させる作用があります。血管が収縮すると「血」の巡りも悪くなり、手足の冷え、頭痛、肩凝りなどの症状が表れるほか、体内のエネルギーとなる「気」にも悪影響を与えます。知らず知らずのうちに冷えていないか、あらためて生活習慣を見直し、「ドロドロ血」を元から改善していきましょう。

血液ドロドロ度チェック「冷えタイプ」編

  • □夏の冷房や冬の薄着に弱く、冷えると肩凝りがひどくなる
  • □お腹を温めると、生理痛がかなり楽になる
  • □冷たい物を飲んだり、体が冷えると生理痛がひどくなる
  • □月経血に黒い固まりが混じる
  • □舌の色は紫色に近く、苔が白い
  • □シミ・ソバカスが多い

血管が縮こまった「冷えでドロドロタイプ」

 真冬にマフラーなしで外出すると首筋が痛み、布団から肩が出ていると肩が凝るといったように、体が冷えると途端に調子を崩すのが特徴。食事と生活両面から、冷えを寄せつけない生活を心掛けることが大切です。

体質改善策

生活 食事
 これからの季節は、ちょっとした外出でもマフラーや手袋など を忘れずに。冷えが体内に入りやすいお腹、腰、足首、かかとは、どんな季節でもしっかりガードするようにしましょう。入浴はシャワーで済ませず、できるだけゆっくりと湯船につかると効果的。ウオーキングなどの運動で血行を促進し、体内の熱を生み出す筋肉を鍛えることもおすすめです。
 冷たい食べ物や飲み物はできるだけ避け、温かい物を摂るようにしましょう。ネギやタマネギ、ニラなどの体を温める食材のほか、シナモン、ターメリック、コショウ、山椒、八角、ショウガ、ニンニクなどのスパイス類もおすすめです。漢方では冠元顆粒(かんげんかりゅう)、天王補心丹(てんのうほしんたん)、温経湯(うんけいとう)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)など。

※症状が改善されない場合は、専門の医療機関に相談しましょう。

★ご相談により、商品の地方発送も承っております。

※漢方薬は種類も様々。症状に合わせた処方が必要なので、必ずご相談の上でお求めください。

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