
通常、私たちの体内には血管が張り巡らされ、肌や髪の毛、内臓など、全身に血液や栄養分を届け、老廃物を体外に運び出しています。しかし、加齢とともに新陳代謝が衰えると、血管がもろくなり、血中の老廃物もたまりがちになって、血液の粘度が高くなります。その結果、肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や、脳梗塞(こうそく)などの循環器疾患を招くと考えられています。
中医学では、これらの症状はお血(おけつ)との関係が深いと考えられてきました。
お血の原因には、ストレスや不摂生、運動不足などがありますが、特にこれからの時期、気をつけたいのが冷えが強いタイプ。寒い季節には体が縮こまることでも分かるように、冷えには筋肉や血管などの組織を収縮させる作用があります。血管が収縮すると「血」の巡りも悪くなり、手足の冷え、頭痛、肩凝りなどの症状が表れるほか、体内のエネルギーとなる「気」にも悪影響を与えます。知らず知らずのうちに冷えていないか、あらためて生活習慣を見直し、「ドロドロ血」を元から改善していきましょう。
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