あさひ薬局の漢方で健康家族

番外編:岩手山麓〈夢〉探訪
地元の空に描く期待のジャンプ、りんどう国体開催

〈2005年 2月1日号 特集記事/取材協力:あさひ薬局〉

 2005年2月22日から安代町で開かれる「りんどう国体」。岩手県では、7年ぶりの冬季国体となります。4種目の正式種目の中、優勝を狙える筆頭にあげられるのが、スペシャルジャンプに出場する関崇将選手(21)。練習・体づくりにさまざまな工夫をこらし、夢でもあった地元の大会へ向け着々と準備を進めています。

転戦の続く冬期シーズン

「ジャンプの魅力は、自信と対話し、清涼を実感できるkと」と語る関さん

 関選手は安代町出身。小学生のころよりスキーを始め、中学・高校時に数々の好成績を残し、現在は東洋大学の三年生としてスキー部に所属しています。

 競技シーズンの開幕は12月。ここから日々大会が続き、各地を転戦します。この日も北海道・名寄で行われた大会から車で岩手へ移動。途中、鹿角市出身でスキー部のチームメイトである大森亘選手(21)と合流しました。運転も自分たちで行い、冬期間は、常に慌ただしい日々が続きます。

 

工夫を凝らしたトレーニングメニューと体づくり

関さんのジャンプ

 例年、雪上で練習できるのは11月から。それ以外の時期はジムやグラウンドで体づくりを行います。関さんは陸上競技も得意。中高時代には短距離や棒高跳びなどでも活躍しました。

 「ジャンプ競技もそうですが、一発集中で瞬発力が大事な競技が自分には向いているみたいです」

 一方、クロスカントリーのユニバーシアード日本代表でもある大森さんは、陸上でも中・長距離が得意。筋肉中の乳酸を消費するような、スタミナを使う競技が合っていると話します。

 関さんはトレーニングの一つとして、減量にも取り組んでいます。「体重が1キロ違うと、メートル単位で飛距離が変わってくるんです。近年では国際スキー連盟でも、体重と身長のルールが定められていて、あまり軽すぎても規定にひっかかってしまいます」

 関さんの体重は通常55キロ、それを適正ルール内でのベストである52キロ前後まで調整します。トップを目指すために不可欠とはいえ、減量はやはり厳しいもの。食事だけでなく、各種のサプリメントなども飲用しています。種類によって、試合前夜に眠れない時に気分を落ち着かせてくれる効果もあり、海外遠征時などにもぐっすりと眠れるようになりました。ほかにも、冬はのどの粘膜を痛めやすいため、のど飴を欠かさないなど、健康管理は常に怠りません。

少年時代の夢かない地元で開かれる冬季国体

 全国の代表が熱戦を繰り広げる冬季国体。前回岩手で行われたのは1998(平成10)年のこと。「当時は中学生でしたが、選手たちの活躍には憧れましたね。それ以来、いつか地元の国体で飛ぶことが目標でした」(関さん)

 スペシャルジャンプの行われる田山スキー場は、長年関さんがトレーニングを積んできたゲレンデ。「現在自分が競技をやっているのも、地元が育ててくれたおかげだと思います。中学時代からの夢と、岩手県のためにも頑張りたいです」

 また、大森さんも秋田県代表としてクロスカントリー競技に出場します。「すぐ隣町の出身なので、この会場は自分にとってもホームゲレンデなんです。競技人生の中でも、国体は常に大きな位置を占めてきましたし、今後のためにも好成績を目指します」

 秋田と岩手それぞれのチームに分かれた、2人の活躍に注目です。

関さんと大森さん

関崇将(せきたかのぶ)さん (写真右)

東洋大学3年生、安代町出身。昨年の主な成績・インターカレッジ4位入賞ほか。岩手県の大会において高校時代より数々の優勝を誇り、大いに活躍が期待されている。

大森亘(おおもりわたる)さん (写真左)

東洋大学3年生、秋田県鹿角市出身。クロスカントリー競技における国内トップレベルの選手として、ユニバーシアード世界選手権日本代表にも選出。男子40キロリレーではアンカーをつとめ、7位の好成績を収めた。

雪さらら・人情たわわ・汗きらら、岩手りんどう国体

 2月22日(火)〜25日(金)にかけ「岩手りんどう国体」が開催されます。中心会場となる「花とスキーと温泉の町」安代町では、大会に向け競技会場の準備などが進められています。 

岩手りんどう国体ポスター

 国民体育大会(通称・国体)は国民を対象とした日本最大の体育・スポーツの祭典で、冬季・夏季・秋季の順に各都道府県持ち回りで開催。
 競技は都道府県対抗で行われ、男女総合優勝には天皇杯、女子総合優勝には皇后杯が授与されます。

 岩手りんどう国体の正式名称は、「第60回国民体育大会冬季大会スキー競技会」といいます。今回の冬季大会は、スケートを山梨県、アイスホッケーを東京都、スキーを岩手県安代町と三カ所に分かれての開催。安代町では大会スローガン「雪さらら 人情たわわ 汗きらら」のもと正式種目四種目、公開競技一種目が行われ、全国から集まったアスリートたちが、安比スキー場などを舞台に熱戦を繰り広げます。

スラロームのスタートジャンプクロスカントリー

会場マップ  

 開催会場と競技

 

■安代町立安代小学校
開会式(22日)、閉会式(25日)

■安比高原スキー場
ジャイアントスラローム

■田山スキー場ジャンプ台
スペシャルジャンプ、
コンバインドジャンプ

■田山クロスカントリーコース
クロスカントリー
コンバインドクロスカントリー

■田山バイアスロン競技場
バイアスロン

 

 

【お問い合わせ】
岩手りんどう国体
岩手県実行委員会事務局 019(663)2711

※番外編の次回は「自然が育んだ森の幸・キノコの魅力」です。

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