お母さんの健康専科

第2子不妊 編

〈2005年 10月号〉

「一人目は妊娠できたから、二人目も簡単にできるんじゃない?」
しかし、“なかなか妊娠できないまま、あきらめてしまった…”
実はそんな方も多いようです。不妊の原因は見つけるだけでもひと苦労。
妊娠のメカニズム自体が複雑で、さまざまな原因が考えられます。

産後の養生

母子イラスト

 産後の養生の善し悪しによって、第二子不妊につながりかねません。昔から中国では、体に大きな負担がかかるお産の後は家事をいっさいせず、産後100日は外出を控え、栄養たっぷりの薬膳を十分とり、ただひたすら養生して体力を回復させようとします。体を冷やさないような工夫と悪露排出や子宮の戻りを促し、出産や育児で消耗した体のエネルギー源である“気”や“血”を補いましょう。

不妊症は増えています。

 昔よりも増えてきている不妊症…。10組に一組は悩むといわれています。理由の一つにあげられるのが晩婚化です。一般的に卵子の状態は38歳をすぎるとガクンと悪くなります。それにともない妊娠率も下がります。また、30代になると婦人科のトラブルを抱える人も多くなります。

 不妊の原因の約3分の1が卵管障害、約5分の1が排卵障害、最近とくに増えている子宮内膜症が約3分の1を占めています。この「子宮内膜症」の増加は晩婚化とも関連し、もう一つ不妊につながる原因として増えている「クラミジア感染」は男女の性関係の自由化と密接に関係しています。

 仕事や人間関係の影響により、男性の生殖能力も全般に低下しているようです。ストレスからホルモンバランスがくずれ、精子の数が減少したり運動率が悪くなったりします。不妊症は夫婦で協力しながら取り組むことが不可欠です。

子宮内膜症

子宮内膜の組織が卵巣や卵管で生理のたびに増殖と剥離を繰り返す病気。血液の出口がないまま周囲との癒着が起こるので卵管を詰まらせたり、古い血がたまってチョコレート嚢種となり排卵障害を起こします。

考えられる不妊症一例

【排卵障害 】
ホルモンの異常などで卵が育たない、排卵できない。

【子宮頸管の通過障害】
通常は、排卵が近づくと子宮頸管から子宮粘液が分泌され、精子が通過しやすくなる。その分泌量不足や、頸管にクラミジアなどの炎症やポリープがある場合も起こる。

【卵管障害】
卵管がつまっているため、精子がたどりつけない。クラミジア感染の炎症や、子宮内膜症の癒着などが原因。

【着床障害】
子宮筋腫、子宮腺筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜の癒着が着床の妨げに。

【抗体免疫】
精子を動かなくする抗体免疫をもっている、着床に対し、排除しようとする抗体をもっている。

原因不明の不妊症が全体の約10%を占めています。

 “できてあたりまえのはずの子どもがなぜかできない”という自分に対するプレッシャーや、生活環境のストレスによってホルモンバランスをくずし、妊娠しにくい体になっているのかもしれません。

 こういったケースは、ストレス解消の工夫や、家族の協力も大切になってきます。さらには冷え症、胃腸の不調、風邪のひきやすさなどのちょっとした不調に目を向けることも大切です。体質を改善していくことで体のバランスが整っていき、自然と妊娠しやすい体となるでしょう。

※子宝相談、生理不順、生理痛、冷え性、産後の養生などでお悩みの方、
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発行日:最新号10/03(年4回発行)
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