お母さんの健康専科

Vol.9:生理のコト、もっとよく知ろう(2)「生理痛タイプ別養生法」

〈2006年 7月号〉

まずはあなたの生理痛の重さチェックを してみましょう!

 「生理痛はあるのが普通」「多少痛くても我慢するべき」なんて思ってたけど、どうやら漢方薬で楽になるらしいんだって!!  タイプ別に養生法があるらしいから私もチェックしてみよう。これで毎月のつらい悩みともさよならね!!

(アサコ)

すてっぷママの代表・アサコさん(33)

生理痛の重さチェック

以下のような症状がありますか? 点数
□ 仕事や家事が思うようにはかどらない 1点
□ 仕事を休まなければならないほど痛む 1点
□ 鎮痛剤をよくのむ 1点
□ 一般の鎮痛剤が効かない 1点
□ 腰痛を伴う 1点
□ 吐き気を伴う 5点
□ 肛門がひっぱられ、便が出そうな感覚がある 1点
□ 痛みが1日以上続く 1点
□ 生理中、あるいはその前後に腹痛がある 5点
□ 生理中は腹部にはっきりとした痛みを感じる 1点
□ 我慢できないほど痛みがある 1点
□ 座ったり横になったりしても、痛みが楽にならない 1点
□ 顔色が青白くなる 1点
□ 痛みで冷や汗が出る 1点
□ 痛みでショック状態になり、倒れそうになる 1点
□ 手足が冷える 1点
5点以下 生活には支障がない程度の軽い生理痛。日ごろの養正で予防を。
6〜11点 中程度の生理痛。重くなる前に、養正&漢方薬を味方に。
12点以上 かなりひどい生理痛。子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている可能性も。まずは婦人科のチェックを。

生理痛のタイプ別養生法

1)冷えが子宮筋の収縮を激しくさせる、冷えによる生理痛タイプ

【痛み方】

 冷えると痛みが強くなる。ぎゅっと絞るような痛み、あるいは冷えを伴う弱い痛みが持続する。腰を温めると痛みがやわらぐ。 

【期間・経血の特徴】

 生理の初日から痛みが始まる。経血が黒ずんでいて、かたまりが多い。弱い痛みが続く場合の月経血は、薄い赤色。

【漢方薬】

 子宮を温め、寒さを追い出す漢方薬を。日本人にはもっとも多いタイプ。子宮を温める作用や血を増やし筋肉を養い子宮筋のけいれんを防ぐ作用のあるものがおすすめ。

【生活養成法】

 足腰を冷やさない服装を。お腹まわりや腰、足首は、とくに冷やさない工夫が必要です。使い捨てカイロなど上手に利用して冷えが体に入り込まないような生活を。黒砂糖とショウガのすり下ろしにお湯を差して作る即席のショウガ湯がおすすめです。

2)滞った「気」が子宮を圧迫、ストレスによる生理痛タイプ

【痛み方】

 痛みの場所や程度が変化しやすい。腹部がガスで膨れ、張るように痛む。月経前は、胸やわき腹が張って痛む。 

【期間・経血の特徴】

 生理前からおなかの張り・痛みが始まる。生理が始まって3日目からは楽になる。経血はやや黒っぽい色。

【漢方薬】

 生理前からのみはじめるのがコツ。生理前から症状があらわれるのが大きな特徴。顔のほてりやのぼせなどの熱症状をさます作用のあるものがおすすめ。

【生活養成法】

 ジャスミンティーなどのお茶でリラックス。気のめぐりをよくして、頭と体の緊張を取ることが大切。また、ふだんの食事に香味野菜を取り入れるのもよい方法です。お腹の張りと痛みを改善するのにおすすめなのが大根。たまったガスを外に出す作用にすぐれています。

3)経血にかたまりが増え、スムーズに排出されない 血のめぐりが悪い生理痛タイプ

【痛み方】

 刺すような、あるいは絞られるような痛みがある。痛む場所がはっきりとわかる。経血のかたまりが出たあとは楽になる。

【期間・経血の特徴】

 生理が始まる2〜3日前から痛みが始まる。生理が始まって2日までが痛みのピーク。経血が黒ずんでいて、レバーのようなかたまりがある。

【漢方薬】

 血液をめぐらせる「活血剤」が強い味方。血液をめぐらせる力が強く、血液の質を高める作用があるものがおすすめ。

【生活養成法】

 痛むときは、足湯が○。42〜43度くらいの熱めの湯に、足首がしっかりとつかるくらいまで入れます。5〜6分足を温めるだけで、全身の血行がよくなり、ぽかぽかしてくるはず。黒ごま、黒豆、黒きくらげ、ひじきなどの黒い食品が効果的。また、玉ねぎ、にら、青魚などの血液サラサラ食品も強い味方です。

4)子宮に栄養が行き渡らないために、重く痛む虚弱体質による生理痛タイプ

【痛み方】

 重く鈍い痛みが続く。だるさや眠け、疲れやすさを伴う痛み。

【期間・経血の特徴】

 月経量が少なくなる3日目以降に、痛みや倦怠感強くなる。生理が終わってからも、腹痛や腰痛が続くことがある。月経血の色が薄く、水っぽくさらっとしている。

【漢方薬】

 エネルギーと血液を補って、だるさと痛みを改善。体のエネルギーを補うもの、食欲がなくなる場合は胃腸の機能を高める作用のものがおすすめ。

【生活養成法】

 生理中はいつもより早く寝る。月経血とともに「気」も体外に出され、だるさや疲れやすさなどの症状があらわれやすい生理中は、できるだけ長く睡眠をとりましょう。気や血を増やしてくれる食品には、山いも、もち米、小豆、ドライフルーツなどがあります。

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〈董巍(とうぎ)先生のプロフィール〉
遼寧中医科大学卒業、大連市第三人民医院内科勤務、遼寧中医科大学院修士課程修了。1991年来日、日本医科大学丸山ワクチン研究所客員研究員、同大学薬理学教室研究員。現在日本中医薬研究会講師。

※子宝相談、生理不順、生理痛、冷え性、産後の養生などでお悩みの方、
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発行日:最新号10/03(年4回発行)
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発行部数:132,000部