おりものは、健康な女性の膣から分泌される、無色透明で、やや粘り気のある液体のこと。医学的には帯下(たいげ)と呼ばれ、受精を助ける働きがあります。初潮のころから始まり、更年期になると次第に減少していきますが、成熟期にある20〜30歳代の女性は、多少のおりものがあるのが普通です。
正常なおりものは、無色と少し白色が混ざったもので、20cmくらいつーっと伸びて、ぽたっと落ちる状態。卵巣から分泌される女性ホルモンの量や種類により、周期的に色が変化します。
おりものの量や色、においがいつもと違うときには注意が必要です。性器の粘膜が炎症を起こしているほか、婦人科系の病気の可能性も。カッテージチーズのような形状のときはカンジダ膣炎、血が混ざる場合は子宮膣部びらんなどが考えられます。
中国の漢方医学(中医学)では、おりものに異常がある場合、子宮や卵巣はもちろん、ほかの器官も調子を崩していると考えられています。代表的なものとしては、腹痛、耳鳴り、足腰のだるさなどが挙げられます。このような不調を未然に防ぐには、おりものの量や色を観察し、健康な時の状態を把握しておくことが大切です。性器を清潔に保つ、睡眠をしっかり取るなど、日常生活の中でできることから始めましょう。
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