有限会社あさひ薬局|漢方薬の処方|近隣薬局の処方箋取扱い|岩手県八幡平市

生活養生

子午流注とは

子午流注は、2000年前の医学書『黄帝内經』に書かれています。1日の養生法に活用できる中医学の智慧です。現代医学で解明され体内時計と照らし合わせると、不思議と一致している部分が多くあります。

1日24時間の西洋医学的統計と中医学の考え方の比較

1日24時間の西洋医学的統計と中医学の考え方の比較

夏の漢方養生

夏によくあらわれる病気や症状

夏がやってきました。この季節を元気に過ごすため、身体のコンディションを整えていきましょう。

熱中症、熱射病、日射病

こまめに水分を補給したりして、防暑対策を心がけましょう。

  • おすすめの食材
    • きゅうり、トマト、苦瓜、緑豆、緑豆もやし、西瓜、ぶどうなど
  • よく使われる生薬
    • 人参、麦門冬(バクモンドウ)、五味子(ゴミシ)、西洋人参など

さらに狭心症や脳卒中の予防には

  • チンゲン菜、ナス、イワシ、桃、黒きくらげなど
  • よく使われる生薬
    • 丹参(タンジン)、川芎(センキュウ)、紅花(コウカ)、田七(デンシチ)など

寝つきが悪い、不眠、目が覚めやすい

  • おすすめの食材
    • 苦瓜、ゆり根、ミント、ラベンダーなどのハーブ
  • よく使われる生薬
    • 山梔子(ザンシシ)、連肉(レンニク)、酸棗仁(サンソウニン)、茯苓(ブクリョウ)など

夏の冷房対策には

暖かいものを採ったり、夜に温かいお風呂に入ったりして夏の冷えを退治しましょう

  • おすすめの食材
    • しょうが、玉ねぎ、らっきょう、みょうがなど
  • よく使われる生薬
    • 黄耆(オウギ)、桂枝(ケイシ)、生姜(ショウキョウ)、当帰(トウキ)など

夏バテ(だるさ、むくみ)には

  • おすすめの食材
    • 冬瓜、枝豆、長いも、オクラ、ハトムギ、とうもろこし、ウナギなど
  • よく使われる生薬
    • 茯苓(ブクリョウ)、白朮(ビャクジュツ)、連肉(レンニク)、百扁豆(ビャクエンズ)など

食中毒、胃腸系のかぜには

  • おすすめの食材
    • しょうが、ねぎ、しそ、梅、山椒、八角など
  • よく使われる生薬
    • 藿香(カッコウ)、蘇葉(ソヨウ)、五行草(ゴギョウソウ)、板藍根 (バンランコン)など 

良い睡眠のための養生法

睡眠のための知恵

眠りのメカニズム

眠りのメカニズム
  1.  脳の温度
    活動する日中には脳の温度を高く保ち、夜間は体から熱を逃して脳を冷やします。(熱放散)
    就寝前の眠気が強くなる時間帯は脳が急速に冷える時間と一致しています。
  2. メラトニン
    同じころ、体内時計ホルモンであるメラトニンが分泌を始め入眠を促します
  3. 副腎皮質ホルモン
    朝方になると覚醒作用を持つ副腎皮質ホルモンの分泌が始まります。

健常成人の典型的な夜間睡眠パターン

見城聖人の典型的な夜間睡眠パターン

睡眠は深いノンレム睡眠から始まり、睡眠欲求が低下する朝方に向けて徐々に浅いノンレム睡眠が増えてゆきます。
その間に約90分周期でレム睡眠が繰り返し出現し、睡眠後半に向けて徐々に1回ごとのレム睡眠時間が増加してゆきます。
 
必要な睡眠時間は個人差があるものの、成人は7~8時間、高齢の方は6~7時間が目安です。
深いノンレム睡眠がしっかり取れれば、睡眠の質は十分といえ、睡眠時間が短くても、ぐっすり眠ったという満足感が得られます。
 
寝る子は育つとよく言われますが、実際睡眠中は成長ホルモンが多く分泌される時間です。大人にとっても重要で若さの維持にも役立ちます。

四季・暮らしの養生

四季・暮らしの養生訓

四季の暮らしを覚えれば、身体をいたわり、寿命を延ばすことができます。
春夏秋冬に加え土曜はうなぎを食べる日ではなく「季節の変わり目」を指します。

季節 いつからいつまで 病にならない暮らし方
土用 1月17日~2月3日 胃腸は無理をさせず、あっさりした温かい飲食物を摂ります。

2月4日~4月16日
(2/4立春、3/20春分)

少しの夜更かしは良いですが、必ず早起きします。
朝はゆったり散歩、髪をほどき、身体を伸びやかに動かします。→守らないと夏に寒性病

土用 4月17日~5月4日 胃腸に無理をさせず、あっさりした温かい飲食物を摂ります。
5月5日~7月18日
(5/5立夏、6/21夏至)
夜は遅く眠り、朝は早く起きます。
身体を動かし発散するもよし、気持ちを高ぶらせず過ごします。→守らないと秋に身震い発熱
土用 7月19日~8月6日 胃腸は無理をさせず、あっさりした温かい飲食物を摂ります。
※ウナギもよいですが、基本的に消化によいものを
8月7日~10月19日
(8/7立春、10/19秋分)
鶏のように、早寝・早起きを心がけます。
心安らかに、心身のエネルギーを守るように努めます。→守らないと冬に慢性下痢
土用 10月20日~11月6日 胃腸は無理をさせず、あっさりした温かい飲食物を摂ります。
※ウナギもよいですが、基本的に消化によいものを
11月7日~1月16日
(11/7立冬、12/22冬至)
夜は早く眠り、朝はゆっくり起きます。
欲望を抑え満足感を多く生活し、消耗せぬように心がけます。→守らないと、春に足のしびれ・腰曲がり

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